バークレイズの投資銀副会長、中東M&Aと手数料の回復予想

中東地域の企業の合併・買収(M& A)案件が今後1年で増えると英銀バークレイズの幹部が予想してい る。政府系ファンド(SWF)が原油収入の使途を探り、域内企業が事 業拡大を目指している状況が背景にある。

バークレイズの投資銀行部門の副会長を務めるマクラム・アザール 氏は同行のドバイオフィスで8月30日に行ったインタビューで、M&A 活動は「上向きつつあり、当行の案件予備軍も2、3年前よりずっとよ さそうだ」と説明。SWFは「特に中東域外や新興・高成長市場、ある いは欧州のバリュエーション(評価)低下の機会を生かす案件で手持ち 資金を活用する必要がある」と語った。

ブルームバーグが集計したデータによると、中東とアフリカ北部地 域では今年これまでに総額297億ドル(約2兆3250億円)相当のM&A 案件が発表されているが、これは昨年の同じ時期の実績(314億ドル相 当)を5.3%下回っている。域内のM&Aアレンジャーで2位にランク されているバークレイズは、カタール・テレコムがクウェートのナショ ナル・モバイル・テレコミュニケーションズ株の47.5%を22億ドルで買 い取る案件や、カタール投資庁がヒースロー空港を運営するBAAの株 式20%を14億ドルで取得する案件で助言を行っている。

アザール副会長は、バークレイズのM&A助言サービスの手数料収 入が「昨年を上回る」との見通しを示したが、さらに詳細な数字は明ら かにしていない。

原題:Barclays’ Azar Sees Pick-Up in Middle East Deals and Fee Income(抜粋)

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