中国共産党、党大会に向け人事進める-胡主席の側近が異動

中国共産党は党中央弁公庁の令計画 主任を中央統一戦線工作部に異動させた。同国では10年に1度の指導部 交代に向けた準備が進行中。令氏は胡錦濤国家主席の側近で、今回の異 動は同主席退陣後に中央政治局に対する影響力が低下する可能性を示唆 している。

令氏の後任には貴州省の栗戦書党委員会書記を充てた。令氏は党以 外との関係やチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世らの問題を扱う 中央統一戦線工作部を統括する。国営の新華社通信が1日、この人事を 報道した。弁公庁は中国最高指導者らの警備や日程を管理する。

指導部が交代する今年の党大会は、日程がまだ発表されていない。 習近平国家副主席(59)が、胡主席から党中央総書記を引き継ぐことが 確実視されている。

米ボストン大学アジア研究センターのジョゼフ・フユースミス所長 は電子メールで、この人事は胡主席の側近である令氏が政治局内の地位 を固めていない可能性を示唆していると指摘。「胡主席側近同士の役職 交代だが、同等の人事というわけではない。令氏は非常に先が望めた候 補だったが、栗氏はそうではない」と記した。

香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は3 日、中国当局者とメディア関係者の話として、令氏の息子が3月に北京 での自動車事故で死亡していたと報じた。自ら高級スポーツカーのフェ ラーリを運転していた際の死亡事故で、この事故が起きたのは、やはり 息子が高級車を運転していたと報じられた重慶市トップ、薄熙来氏の解 任劇の3日後だという。

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