英中銀、金融刺激策の拡大見送りへ-過去の取り組み効果見極め

イングランド銀行(英中央銀行)は 景気回復を促進する最近の取り組みの効果を見極めるため、6日の金融 政策委員会(MPC)では、金融刺激策の拡大を控えるとエコノミスト らは予想している。

キング総裁を含めて9人で構成されるMPCは、資産購入枠を3750 億ポンド(約47兆円)のまま維持するとブルームバーグ・ニュースが調 査したエコノミスト39人中38人が予測している。別の調査によると、英 中銀は政策金利も過去最低の0.5%に据え置く見通しだ。

英国の経済団体は、今年の英経済についてプラス成長の見通しを撤 回し、2009年以来のマイナス成長に陥ると予測している。英中銀が7月 のMPCで資産購入枠の500億ポンド拡大を決定し、家計や企業向け融 資拡大を目指す政府プログラムが始動したばかりであることを踏まえ て、中銀は恐らく様子見姿勢を取るとインベステック・セキュリティー ズのエコノミスト、ビクトリア・クラーク氏(ロンドン在勤)はみてい る。

クラーク氏は、中銀は「資金調達スキーム(FLS)の効果を判断 する」初期段階にあり、「今秋の量的緩和拡大を支持するかどうかの決 定にその評価が影響する可能性が高い」と指摘。「過去1カ月の経済指 標が引き続き軟調」であることや「ユーロ危機がその時点でなお猛威を 振るっている可能性がある」ことを考えると、現在の買い取りが終了す る11月の段階で「MPCが500億ポンドの資産購入枠拡大を選択するの ではないか」との見方を示している。

英中銀はロンドン時間6日正午(日本時間同午後8時)に政策決定 を発表する。

原題:BOE Seen Holding Fire on Stimulus as Lending Program Assessed(抜粋)

--取材協力:Mark Evans.

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