中国レノボが企業買収を検討、モバイル事業の成長促進目指す

世界2位のパソコン(PC)メーカ ー、中国のレノボ・グループ(聯想集団)は、携帯端末機器などの新分 野に事業を拡大する中で、成長促進と競争力強化を目指し企業買収を検 討していく方針を明らかにした。

楊元慶最高経営責任者(CEO)は北京から電話インタビューに応 じ、「買収標的が当社の戦略に合致するなら、この手法を最大限活用す るつもりだ」と言明。「当社の戦略を推進する上で弱みとなる分野での 買収を検討したい」と語った。

PCの世界出荷台数で首位の米ヒューレット・パッカード(HP) を追い抜くとの目標達成に近づく中、楊CEOは年間ベースとしてはこ の6年で最高となっている売上高の伸びを維持するための方法を模索し ている。4-6月(第2四半期)の中国でのスマートフォン(多機能携 帯電話)販売で米アップルを抜き2位に浮上したレノボは、4月1日か らスタートした今年度に40機種の新型スマホを投入する計画だという。

元大宝来証券のアナリスト、ビンセント・チェン氏(台北在勤)は 「世界のPC需要の鈍化を踏まえると、タブレットとスマホというモバ イル事業は長期戦略において極めて重要だ」との見方を示した。

2005年に米IBMのPC部門を買収したレノボは昨年、ドイツの PCメーカー、メディオンの経営権取得やNECとのPC事業合弁を通 じて売上高を伸ばした。12年3月通期の売上高は前年比37%増の296億 ドル(約2兆3200億円)と、増収率は06年3月期以来で最高だった。

原題:Lenovo to Consider Purchases Amid Expansion Into Mobile Devices(抜粋)

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