商品、2カ月連続で株式や債券の上昇率抜く-1年4カ月ぶり

商品の上昇率は2カ月連続で株式や 債券、ドルを上回り過去1年余りで最長の上昇相場となった。各国の政 策担当者が景気てこ入れに向けた取り組みを強化するとの観測が高まっ たことが要因。商品が2カ月連続で他の資産の上昇率を上回ったの は2011年3-4月以来。

商品24銘柄で構成するS&P・GSCIトータルリターン指数は銀 やココア(カカオ豆)、ヒーティングオイル(暖房油)を中心に8月 に6.4%上昇した。株式のMSCIオールカントリー世界指数は1.9%上 昇し3カ月続伸、主要6通貨に対するドル指数は1.7%下落した。。バ ンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのグローバル・ブロード・マーケ ット指数によると、欧州の重債務国など全種類の債券のリターン(投資 収益率)は平均でプラス0.2%となった。

リスクが高いとみられている資産への投資の増加は、政策担当者が 経済成長てこ入れで成果を挙げるとの投資家の見方を反映している。米 連邦準備制度理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)は既に借り入 れコストを過去最低水準まで引き下げ、20カ国以上が今年に入って利下 げを実施した。

メリルリンチ・ウェルス・マネジメントで欧州・中東・アフリカ担 当の最高投資責任者(CIO)を務めるビル・オニール氏は「市場が既 に楽観的な見方をしていることは明らかだ」と指摘。「ドル相場が軟化 しており、それが商品相場上昇の一因だ。緩和策期待やFRBが9月初 めに何らかの積極策を打ち出すとの確信的な見方も材料になっている」 と述べた。

原題:Commodities Beating All Assets Again for First Time in 16 Months(抜粋)

--取材協力:Grant Smith.

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