【ECB要人発言録】ドイツは「錨」の役割継続を-ドラギ氏

8月27日から9月2日までの欧州 中央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の 氏名をクリックしてください)。

<8月31日> アスムセン理事(独紙メルキッシェ・アルゲマイネとのインタビュー で):ドイツ連銀が懸念を持っているなら、私はそれを真剣に受け止め る必要がある。

クノット・オランダ中銀総裁(オランダ国内での会合で):支援策がど のように策定されるにせよ、構造調整を損なわないことが極めて重要 だ。具体的な条件では、十分な政策の条件がなければ、国債購入は実施 されるべきでないことを意味する。

クーレ理事(パリ東部でフランスの財界首脳に対し):共同債を発行す るにはユーロ圏諸国は結束と財政統合の両方をさらに進める必要があ る。ECBは債券購入プログラムに着手しているものの、物価安定の責 務から逸脱することはなく、独立性を堅持していく。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(オーストリアでの会議で):理不 尽な市場に対しては介入が必要だ。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ORF放送とのインタビュー で):ECBが国債を購入する場合、そのような支援を必要とする国に 対し条件を課すことが必要だ。

<8月30日> アスムセン理事(ドイツのポツダムで講演):IMFも経済調整プロセ スの策定に関与するだろう。外部の警察官のような存在として、IMF には大きな影響力がある。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(アルプバッハで記者団に対し): (域内経済に)改善はなく、あるのは期待感のさらなる悪化だ。ユーロ 圏の北と南の成長率の格差は不幸なことに拡大する見通しで、われわれ はマイナス成長を見込んでいる。

不確実性が著しく高まっている。このような安定な状況では、全ての金 融・経済政策措置が極めて慎重に講じられることが重要だ。

<8月29日> ドラギ総裁(独紙ツァイトに寄稿):ECBは政治的な機関ではない が、欧州連合(EU)の一機関としての責任を果たす決意がある。その ような枠組みの中でわれわれは、強く安定した通貨を保証するという使 命を見失うことは決してない。

ドイツの成功の根源は、欧州および世界経済との強い結び付きだ。ドイ ツは繁栄を維持するために、安定した通貨同盟と力強く競争力のあるユ ーロ圏経済の中心にいて、強い通貨の錨(いかり)であり続けなければ ならない。

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