ESM、スペインの銀行を「近い将来」支援へ-レグリング氏

欧州の恒久的な救済基金である欧州 安定化メカニズム(ESM)は、10月の稼働に向けて軌道に乗ってお り、「近い将来」スペインの銀行と直接協力する予定だ。ESMの責任 者に就任するクラウス・レグリング氏が明らかにした。

レグリング氏は8月31日、オーストリアのアルプバッハでの会議 で、「ESMは10月に稼働する可能性が最も高い」と発言。救済基金は 銀行の資本増強を行う能力を持ち、「われわれはスペインで近い将来、 それを実行するつもりだ」と語った。

暫定的な救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF) の最高経営責任者(CEO)を務めるレグリング氏は、EFSFと ESMは同じ一連の手段を使うことができると述べた。5000億ユーロ (約49兆円)規模のESMはEFSFの後継。当初は7月に稼働する予 定だったが、ドイツなどで批准プロセスが遅れている。

レグリング氏は、ESMあるいはEFSFに銀行免許を与えても、 融資能力は増えないと指摘。「融資の能力はEFSF、ESMとも固定 されている。これら機関への銀行免許付与を提言している人々は、借り 換えをより容易にすることを望んでいるようだが、融資能力の拡大には つながらない。これは単に誤った評価だ」と説明した。

同氏は、ESMに銀行免許を与える案はすでに議論され、「それは しないとの結論に至った」と述べた。

原題:ESM Intends to Aid Spanish Banks in ‘Near Future,’ Regling Says(抜粋)

--取材協力:Jonathan Stearns.

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