サブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローンを裏付けとし米銀モルガン・スタンレーが販売した証券 に米格付け会社のムーディーズとスタンダード・アンド・プアーズ (S&P)が不当に高い格付けを付与していたと主張する投資家が起こ した訴訟について、米連邦地裁は却下を求めた両格付け会社の申し立て を退けた。

ニューヨーク市マンハッタンにある連邦地裁のシャイラ・シャイン ドリン判事は17日、ムーディーズとS&Pの申し立てを認めず、詐欺罪 を問うこの訴訟を審理することを決めた。ただ同判事は一部原告の主張 も退けた。また、格付けを行ったのは格付け会社でありモルガン・スタ ンレーではないとして、同行が不当な格付けを手助けしたとする投資家 の訴えは退けた。

問題の訴訟は、アラブ首長国連邦のアブダビ商業銀行やシアトルの ある米ワシントン州キング郡などの機関投資家が2008年に起こしてい た。

S&Pの広報担当エドワード・スウィーニー氏は電子メールで、 「連邦地裁がS&Pに対する一部訴えを認めなかったことを歓迎する」 とコメントした。ムーディーズの広報担当からは今のところコメントを 得られていない。モルガン・スタンレー広報担当はコメントを拒否し た。

原題:Moody’s, S&P Must Face Fraud Claims in Subprime Investor Suit(抜粋)

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