EU:ECBはスペインに国債購入で改憲を指図しなかった

欧州中央銀行(ECB)はスペイン に対し、昨年8月の債券購入の条件として憲法改正を指図してはいなか った。欧州連合(EU)のオンブズマンが明らかにした。

EUの31日の発表文によれば、EU諸機関に関する苦情を調査して いるオンブズマンのニキフォロス・ディアマンドロス氏は、スペイン国 債購入に着手した際にECBがサパテロ首相(当時)に送った書簡の開 示を求めるスペインの弁護士の要請に対応。同氏はECBが書簡の開示 を拒否したことを支持し、書簡には改憲要求は含まれていなかったと説 明した。

ECBがスペイン国債利回りの押し下げに向けて市場のてこ入れに 着手してから1カ月後に、サパテロ首相は財政規律を憲法に盛り込む形 で改憲した。改憲は街頭デモを招き、サパテロ首相率いる社会労働党内 でも反対論が浮上、29人の議員が投票を棄権していた。

原題:EU Says ECB Didn’t Order Spain Constitution Change for Bond Buys(抜粋)