欧州債:ドイツ債続伸、ECB行動力に懐疑論-スペイン債下落

31日の欧州債市場では、ドイツ国債 が続伸。ユーロ圏経済を支えるとの決意を、欧州当局者が週内の会合で 実行に移すことはできないとの観測が高まった。

ドイツ2年債利回りは過去最低を付けた。ユーロ圏の失業率が過去 最悪に達し、域内で最も安全とされるドイツ国債に資金が回帰した。ス ペイン国債は5営業日ぶりに下落。ドイツのメルケル政権は近く稼働す る予定のユーロ圏の恒久的救済基金に銀行免許を付与しECBから流動 性供給を受けられるようにする案を拒否した。ECBのドラギ総裁は 「ユーロを存続させるためにあらゆることを行う」と先週表明したもの の、これを実行に移すことはできないとの疑念が高まった。

ラボバンク・ネダーランド(ユトレヒト)のエコノミスト、エルビ ン・デフロート氏はECBが「木曜日に開く会合への期待が市場の中で 幾分変わりつつある」とし、「協議の開始がプラスであることは明白だ が、ドラギ総裁に失望させられる恐れがあることも明らかだ」と続け た。

ロンドン時間午後4時52分現在、ドイツ10年債利回りは前日比9ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.28%。前日は1.43% と、5日以来の高水準に達した。同国債(表面利率1.75%、2022年7月 償還)価格はこの日、0.89上げ104.34。2年債利回りはマイナ ス0.097%と、過去最低を記録。

スペイン10年債利回りは前日比14bp上昇の6.75%。前日までの4 営業日で1ポイント余り下げていた。同年限のイタリア国債の利回りは 6bp上げて6.08%となった。

原題:German Bunds Rise 2nd Day on Concern ECB Measures to Fall Short(抜粋)

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