アジア株:上昇、米欧当局の景気刺激を期待-キヤノン高い

31日のアジア株式相場は上昇。世界 経済が減速する中で、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行 (ECB)が景気てこ入れに向けて準備が整っていることを示唆する可 能性があるとの見方が広がり、輸出関連銘柄の業績見通しが改善した。 指標のMSCIアジア太平洋指数は、このまま終了すると2カ月連続の 値上がりとなる。

東京市場ではキヤノンが上昇。北陸電力を中心に電力株も上げた。 一方、家庭用洗剤などを製造するオーストラリアのキャンベル・ブラザ ーズはシドニー市場で10%安。世界経済の不安定さや不透明感が業績に マイナスの影響を与えたもようだと明らかにした。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時28分現在、前日 比0.9%高の118.38。騰落銘柄比率は下落1に対し上昇が約2。今月の 騰落率はプラス1%と、このままなら6月に続いての上昇となる。

パーペチュアル・インベストメンツの投資市場調査責任者、マシュ ー・シャーウッド氏(シドニー在勤)は「現時点で市場は経済環境より も中銀の行動に焦点を絞っている」と指摘。「各国の政府と銀行の支払 い能力が世界経済の問題点だ」と語った。

原題:Asian Stocks Rise on Optimism Fed, ECB May Signal Stimulus Steps(抜粋)

--取材協力:Norie Kuboyama.

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