マツダ:ブラジル生産について「あらゆる可能性検討」-尾崎副社長

マツダの尾崎清副社長は31日の決 算会見で、ブラジルでの現地生産に関して、必要かもしれないと述べ、 「あらゆる可能性を検討」していることを明らかにした。一方、メキ シコの新工場からブラジルへの輸出については、断念したわけではな いと述べ、「現在、見直しをかけている」と語った。

最高財務責任者(CFO)を兼務する尾崎氏は、メキシコからブ ラジルへの輸出に関して、ブラジルの通商政策の変更で制約が出てく る可能性を指摘し、輸出台数などを見直す考えを示した。

中南米市場の事業強化を目指すマツダは昨年6月、住友商事と共 同で、メキシコに新工場を建設するほか、ブラジルでは合弁で販売事 業を展開すると発表した。しかし、両国間の通商摩擦の余波で、マツ ダはメキシコの新工場からブラジルへの輸出を断念し、2014年にもブ ラジルで現地生産を始めると、31日付の日本経済新聞朝刊が報じた。

一方、マツダが同日発表した4-6月の決算では、純損失が65 億円と、前年同期から赤字幅が縮小した。ブルームバーグが事前に集 計したアナリスト5人の予想平均は75億円の赤字だった。今期(13 年3月期)の業績予想は据え置いた。

尾崎氏は4-6月の決算について、非常に良かったとの認識を示 し、4-9月での純損益の黒字化に自信を表明した。

4-6月決算では、国内を中心に販売台数が拡大し、売上高は前 年同期比24%増の5066億円となり、営業損益も18億円の黒字に転換 した。一方、有形固定資産の耐用年数や残存価額については会計方針 を見直し、従来の方法に比べ営業利益で12億円の増加、経常損失で 13億円の減少となった。営業外費用には為替差損94億円を計上し、 為替差損が前年同期の46億円から拡大した。

--取材協力:堀江政嗣 Editors:Hideki Asai、Takeshi Awaji

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