ホンダ:4-6月純利益1317億円、欧州事業は不振-市場予想下回る

ホンダは4-6月の純利益が前年 同期比4.1倍の1317億円になったと発表した。東日本大震災からの回 復などで、四輪車や二輪車の世界販売が拡大した。しかし、欧州事業 の営業損失は拡大。純利益は事前の市場予想を下回った。

ブルームバーグが事前に集計したアナリスト7人の純利益予想の 平均値は1507億円だった。決算資料によると、4-6月の売上高は前 年同期比42%増の2兆4359億円、営業利益は同7.8倍の1760億円。 4-6月の四輪車のグループ世界販売は、前年同期比60%増の99.9 万台で、うち日本と北米が倍増、アジアは21%増だった。

ホンダの岩村哲夫副社長は決算会見で、欧州販売について「相当 影響」を受けていると指摘、「商売のやり方を大胆に見直していく」と 述べたが、詳細は明らかにしなかった。4-6月の所在地別の収益動 向で、欧州は円高による売上高の減少もあり、営業損失が76億円に拡 大した。一方、日本の営業損益は610億円の黒字に転換し、北米の営 業利益は822億円に拡大した。

今期(2013年3月期)の業績予想は据え置き、純利益は4700億 円の見通し。ブルームバーグが事前に集計したアナリスト21人の今期 純利益予想の平均値は5251億円。また、アナリスト6人の所在地別の 営業利益予想の平均値は、国内893億円、北米3963億円、欧州23億 円の赤字など。

ホンダの池史彦専務は第2四半期まで見届けてから、為替前提に ついて再検討する考えを示した。足元の為替水準については相当大き なリスクと考えていると述べた。今期の為替前提は1ドル=80円、1 ユーロ=105円だが、現状の相場水準はいずれも円高で推移している。

ホンダの株価終値は前日比2.1%高の2551円。年初来では8.7% の上昇となった。