東芝:4-6月期営業益2.8倍、火力発電など好調-リストラ負担も

東芝の4-6月期営業利益は前年 同期比2.8倍となり、市場予想も上回った。昨年の原子力発電所事故を 受けた火力や水力の発電関連の伸びで社会インフラ事業の利益が過去最 高となった。今期(2013年3月期)業績予想は据え置いた。

営業利益115億円は、ブルームバーグ・データによるアナリスト4 人の予想平均87億円も上回った。一方、採算改善のための半導体事業 のリストラ負担から純損益は121億円の赤字と、アナリストの赤字予想 平均11億円の11倍だった。売上高は同4.3%減の1兆2689億円。

部門別の営業損益を見ると、発電などの社会インフラ事業は84億 円と、4-6月期としては最高益。医療用システムも好調だった。

半導体も、NANDフラッシュなどのメモリーは価格下落で減益と なったが、システムLSI(大規模集積回路)やディスクリート(個別 半導体)の損益がリストラ効果で改善、ストレージ部門を含めた営業利 益は同4.6倍の91億円だった。

東証で会見した久保誠専務は、今期純利益予想1350億円に向け、 7-9月期以降は純損益を「プラスに持っていく」と説明。昨夏の地上 波放送デジタル化を受けて販売が低迷し5月に国内生産停止を表明した テレビ事業では、4-6月期でも赤字が残っていると語った。

久保氏は、システムLSI部門で1-3月期に続いて黒字を確保し たと説明。市況下落を受け24日から実施しているNANDフラッシュ の3割減産に関しては10-12月期以降に効果が出てくる、と述べた。

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