インド中銀:政策金利8%に据え置き-インフレ率見通し上げ

インド準備銀行(中央銀行)は31 日、主要新興国で最も伸びが大きいインフレ率を抑制するため、2会合 連続で政策金利を据え置いた。一方、預金の一定額を国債など流動性の 高い資産で保有することを市中銀行に義務付ける比率である法定流動性 比率を引き下げた。

インド中銀はこの日の声明で、政策金利であるレポ金利を8%に据 え置くと発表。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト34人を対象に まとめた調査では31人がこの結果を予測、3人は7.75%への利下げを見 込んでいた。法定流動性比率は現行の24%から23%に引き下げる。8 月11日から実施する。同比率の引き下げは2010年以来。

インド中銀は来年3月までの今年度のインフレ率見通しを従来 の6.5%から7%に引き上げる一方、国内総生産(GDP)見通し は7.3%から6.5%に引き下げた。

スタンダードチャータードPLCのエコノミスト、アヌブチ・サヘ イ氏(ムンバイ在勤)は政策金利発表前に、「干ばつのような状況やル ピー安、原油相場上昇からインフレリスクは明白だ」と指摘。「利下げ は正しい処方箋ではない。投資を促進して改革に弾みをつけることによ り成長を復活させるのは政府次第だ」と語っていた。

原題:India Holds Key Rate, Skirting Global Easing to Damp Inflation(抜粋)

--取材協力:Manish Modi.