中国共産党:若者呼び込みにネット活用-出世には入党が必須

中国共産主義青年団(共青団)が創 設90周年を祝った際、胡錦濤国家主席には使いにくい簡易ブログという 戦術を採用した。共産党の青年組織である共青団が胡主席の出世を後押 ししたにもかかわらずだ。

同国の若者らは5月、簡易ブログに共青団での大切な時間を共有す るためのコメントをオンライン上に投稿するよう促された。「受け取っ た小さなバッジは今でも私にはとても輝いて見える」との一文もある。

こうした活動は5億3800万人に達する中国のインターネット利用者 の取り込みを目指すものだが、年内に始まる10年に1度の指導部交代を 控えた共産党が抱える悩みは、世界2位の経済大国には一段と似つかわ しくないものになっている。

米カリフォルニア州にあるクレアモント・マッケナ・カレッジの裴 敏欣教授(行政学)は、「共産党が抱える今の重大な弱点の1つは、党 が引き付けている人々は政治組織としての党を強化する可能性が低いこ とだ」と述べる。

共青団は数十年前、胡主席(69)と李克強副首相の昇進を支えた。 胡主席は習近平国家副主席(59)にその権限を譲ることが確実で、李副 首相は首相に就くとみられている。

今やオンライン上のエンターテインメントへの投資家となった共青 団は2005年に中国のゲーム会社、宝徳網路と組み、日中戦争時の日本軍 を撃退するというゲームを開発した。ブルームバーグのデータによれ ば、共青団は宝徳の子会社、深圳市中青宝網網路科技(深圳ZQ)に出 資している。

中国の若者らはイデオロギーに触発されてというより、中国全土に 及ぶネットワーキングツールとして、あるいは国有企業が支配する経済 での経歴づくりの一環として共産党に集まってくる。

23歳の党員ブルックさんは「自分のキャリアを重視しなければなら ないというのがここでの現実だ。10-20年前なら誰もが本当に入党を望 んでいただろう。だが今は違う。入党する必要があるということだ」と 言う。こうした発言での処罰を恐れるブルックさんは中国名を明かさな いことを条件に話してくれた。

原題:Communists Expand China Youth Outreach as Leadership Shift Looms(抜粋)

--取材協力:Allen Wan.