LIBOR、英現行法で立件可能-重大不正捜査局が本格捜査へ

国際金利の指標であるロンドン銀行 間取引金利(LIBOR)など銀行間金利の不正操作をめぐって、英重 大不正捜査局(SFO)は、英国の現在の刑法を適用できると判断し、 本格的な刑事捜査に着手する。

SFOのデービッド・グリーン局長は30日公表した声明で、英国の 法律が事件を起訴に持ち込むための根拠を与えるとの見解を示した。英 当局も米国に続いて、デリバティブ(金融派生商品)トレーダーや金利 の申告者がLIBOR操作で共謀した疑惑の刑事捜査を本格化させるこ とになる。

英銀バークレイズが過去最大の2億9000万ポンド(約356億円)の 制裁金支払いに応じたことを受けて、SFOは捜査に着手。オズボーン 財務相や野党労働党のエド・ミリバンド党首ら政治家も刑事捜査を要求 していた。

SFOは英金融サービス機構(FSA)から民事での調査状況に関 する報告を定期的に受けているほか、米当局から証拠資料も提供されて おり、ゼロから捜査をスタートするわけではない。LIBORを行員が 操作しようとした事実をバークレイズが認めたことを受けて、SFOは この事案をめぐる捜査の追加予算が割り当てられると財務省から通達を 受けた。

銀行間金利の操作をめぐっては、少なくとも10行余りの銀行が各国 の監督当局の調査対象となっており、米国では司法省が複数の銀行のト レーダーを今秋訴追する準備を進めていることが関係者の証言で分かっ た。

原題:Libor Rigging Can Be Prosecuted Under U.K. Law, SFO Says (1)(抜粋)