アップルとサムスンの特許訴訟、米で本格審理開始-陪審選出

米アップルが25億ドル(約2000億 円)の損害賠償を求めて韓国のサムスン電子を訴えた特許訴訟は30日、 カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁で陪審の選出を行い、本格審理が 始まった。両社はスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末 の特許、デザインなどをめぐり世界各地で争っている。

両社はモバイル端末市場(昨年の市場規模は3120億ドル)の支配を めぐり闘いを繰り広げており、米国での陪審裁判はこれが初めて。ルー シー・コー氏が判事を務める。

スタンフォード大学法律大学院のマーク・レムリー教授は、シリコ ンバレーから陪審員が選ばれることがアップルに有利に働くわけではな いと指摘、「シリコンバレーではアップルと同じくらいの人々がグーグ ルのアンドロイド関連企業で働いており、アンドロイドはサムスンに採 用されている」と述べた。

サムスンはアップルへの反訴で、アップルがモバイル技術基準に関 する2件の特許とユーティリティー関連特許3件を侵害していると主 張。サムスン製品1台につき2.4%のロイヤルティー支払いを求めてい る。

アップルが主張する25億ドルの損害は、サムスンが「iPhone (アイフォーン)」と「iPad(アイパッド)」を模倣したとの主張 に基づいている。またサムスン製タブレットの販売差し止め仮処分を本 決定にし、サムスン製スマートフォンについても同様の措置とすること を求めている。

ハイテク調査会社IDCによると、今年4-6月(第2四半期)の 世界の携帯電話販売台数は4億600万台と、前年同期の4億180万台から 増加した。このうちサムスン製が5020万台、アップル製は2600万台とな っている。

原題:Apple Jury Selection Under Way in U.S. Samsung Patent Fight (2)(抜粋)

--取材協力:Adam Satariano、Susan Decker、Jun Yang、Andrew Harris.