インド中銀:インフレリスクで金融政策の余地限られる

インド準備銀行(中央銀行)は30 日、景気拡大の勢いが依然として弱い中でインフレは金融政策にとって 大きな問題だとの認識を示した。

インド中銀は31日の金融政策決定会合を前に、経済への脅威は「世 界貿易の失速と国内の供給逼迫(ひっぱく)で増幅されている」と分 析。それと同時に「長引くインフレで景気回復に向けた金融政策の余地 が限られている」と説明した。

インドでは成長率が9年ぶり低水準にある一方で、インフレ率は 7%を上回っており、スバラオ総裁が中国や欧州に続いて景気刺激に動 く余地は抑えられている。ブルームバーグ・ニュースのアナリスト調査 では、同総裁は政策金利を据え置くとほぼ全員が予想。ルピー安とモン スーンによる少ない雨量、30日発生した10年ぶり大停電で浮き彫りとな ったインフラ格差が物価圧力を押し上げている。

インドステイト銀行のエコノミスト、ブリンダ・ジャーギルダール 氏(ムンバイ在勤)は「中銀はインフレの深刻なリスクを正しく指摘し ている」として、「このため成長支援に向けた利下げの余地はほとんど ない。政府は財政引き締めと改革加速に動く必要がある」と述べた。

原題:RBI Says India Inflation Risks Significant Even as Growth Slows(抜粋)

--取材協力:Manish Modi.

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