6月の失業率は4.3%に改善、予想は横ばい-有効求人倍率も上昇

6月の日本の完全失業率は2カ月連 続で低下した。予想は横ばいだった。足元の求人が堅調に推移している ものの、求職者の希望職種とはずれもあり、雇用全体の改善に十分つな がっていないと指摘されている。

総務省が31日発表した労働力調査によると、6月の完全失業率(季 節調整済み)は前月から0.1ポイント低下の4.3%。一方、厚生労働省が 発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は事前予想と同じ0.82倍 で、前月を0.01ポイント上回った。

ブルームバーグ・ニュースによる事前のエコノミスト調査では、完 全失業率の予想中央値は4.4%だった。

第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミストは発表内容を受 け、「求人の増加が雇用につながってこない。求人と求職のミスマッチ が深刻化していることが背景にある」と指摘。「2012年前半に景気が好 調だったことが波及することで、先行きは雇用者数も増加していくと思 われるが、そのペースは緩やかなものにとどまる可能性が高い」とみて いる。

一方、総務省が同日発表した6月の家計調査によると、2人以上の 世帯の消費支出は26万9810円で、物価の影響を除いた実質で前年同月 比1.6%増となった。ブルームバーグ調査の予測中央値は前年比2.9%増 加。

--取材協力:Minh Bui. Editors: 小坂紀彦, 杉本 等