ドイツ銀:4-6月投資銀利益は63%減、トレーディング不調

ドイツの銀行最大手ドイツ銀行は4 -6月(第2四半期)の投資銀行部門の利益が前年同期比で63%減少し たと発表した。欧州ソブリン債危機でトレーディング収入が低迷した。

31日の同行発表によると、法人銀行・証券部門の税引き前利益は3 億5700万ユーロ(約340億円)と、前年同期の9億6900万ユーロから減 少した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト8人の予想平 均では8億3500万ユーロが見込まれていた。

ドイツ銀は投資銀行部門の人員を減らしコスト削減を図っている。 5月末に退任したヨゼフ・アッカーマン氏の後を引き継いだアンシュ ー・ジェイン、ユルゲン・フィッチェン両共同最高経営責任者 (CEO)は同部門の収入減と自己資本規制強化、銀行間金利操作をめ ぐる当局の調査に対応しなければならない。

北ドイツ州立銀行(ノルトLB)のアナリスト、ミヒャエル・ゾイ フェルト氏は「欧州ソブリン債危機からの不透明が大きいため投資家は 債券や株を敬遠している」とし、「この環境の中でドイツ銀は現在、ダ メージ限定とリスク最小化に集中している」と解説した。

第2四半期の全体の利益は前年同期比46%減の6億5000万ユーロ。 先週は約7億ユーロとの暫定集計値を発表していた。ユーロがドルと英 ポンドに対して下落したことが米英での事業コスト増大につながったと いう。

ジェイン、フィッチェン両CEOは決算資料で、「欧州ソブリン債 危機があらゆる事業分野で投資家信頼感と顧客活動の重しになってい る」と説明した。

原題:Deutsche Bank Investment Bank Profit Drops 63% on Trading (1)(抜粋)

--取材協力:Angela Cullen.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE