スイスのUBSの4-6月:58%減益、投資銀行部門が赤字

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スイス最大の銀行UBSの4-6月 (第2四半期)決算は、前年同期比で58%減益となり、アナリスト予想 を下回った。投資銀行部門が赤字になった。

31日の同行発表によると、純利益は4億2500万スイス・フラン (約340億円)と、前年同期の10億2000万フランから減少した。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたアナリスト11人の予想では10億9000万フ ランが見込まれていた。

セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は、富裕層向け のウェルスマネジメント事業への集中を目指して投資銀行を縮小してい る。同行は欧州債務危機と不透明な景気見通しが7-9月(第3四半 期)にさらに逆風をもたらす可能性があるとの認識を示した。

ケプラー・キャピタル・マーケッツのアナリスト、ディルク・ベッ カー氏(フランクフルト在勤)は「投資銀行部門はこのところずっと低 調だ」とし、「この部門の資産を減らせば減らすほど、将来の収益機会 は減る」と指摘した。

投資銀行部門の税引き前損益は1億3000万フランの赤字。フェイス ブック株に絡む損失3億4900万フランが響いた。UBSは同部門の資産 をリスク加重ベースで従来計画よりもさらに減らす方針を明らかにし た。

ウェルスマネジメント部門の利益は25%減の5億200万フラン。一 方、ウェルスマネジメント米州の税引き前利益は43%増え2億フランと 同部門として過去最高になった。ウェルスマネジメント事業には132億 フランの新規資金が純流入した。純流入額はアナリスト予想を上回っ た。

エルモッティCEOは発表文で「現在と将来の規制に照らし同業者 の中で最も資本基盤の強い銀行としての優位を拡大していく決意だ」と し、「顧客はこれを認識し、当行を信じて資産を預けている」と説明し た。

原題:UBS Second-Quarter Net Falls 58% on Investment-Banking Loss (1)(抜粋)

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