ユーロ景況感:7月は87.9、予想以上の悪化-低迷長期化の兆候

7月のユーロ圏景況感指数はエコノ ミスト予想以上に低下し、約3年ぶりの低水準となった。当局がソブリ ン債危機の解決に苦戦する中、7-9月(第3四半期)に入っても域内 経済が低迷していることが示唆された。

欧州連合(EU)の欧州委員会が30日発表した7月のユーロ圏景況 感指数(速報値)は87.9と、6月の89.9から低下し、2009年9月以来の 低水準となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト26 人の調査では中央値で88.9が予想されていた。

債務危機封じ込めが難航する中で信頼感は落ち込み、スペインとキ プロスは先月に国際支援の要請を余儀なくされた。欧州中央銀行( ECB)のドラギ総裁は先週、ユーロ防衛のために必要なあらゆる措置 を取ると表明した。

IHSグローバル・インサイトの欧州チーフエコノミスト、ハワー ド・アーチャー氏は「ユーロ圏は第3四半期のさらに明確な景気縮小に 向かっているようだ」と述べ、8月2日の「政策委員会で具体的な対策 を打ち出すことをECBに求める迫る圧力がさらに高まっている」と指 摘した。

国際通貨基金(IMF)は16日、ユーロ圏の今年の経済成長率をマ イナス0.3%と予想。来年についてはプラス0.7%と、従来予測の 同0.9%から下方修正した。13年の世界経済成長率見通しも引き下げ た。

欧州委によると、7月のユーロ圏製造業景況感指数はマイナス15.0 と、前月のマイナス12.8から悪化した。サービス業の指数はマイナ ス8.5と、前月のマイナス7.4から低下。同時に発表された7月の消費者 信頼感指数改定値はマイナス21.5。前月はマイナス19.8だった。7月の 建設業景況感指数も低下した。

原題:Euro-Area Economic Confidence Drops More Than Forecast: Economy(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Linzie Janis.

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