中国株(終了):下落-上海総合指数は09年3月以来の安値

中国株式相場は下落。欧州債務危機 への対応で欧州当局が行動するとの楽観的な見方が広がったものの、企 業収益の伸びをめぐる懸念が相場の重しとなり、指標の上海総合指数 は2009年3月以来の安値を付けた。

中国の上場海運会社で最大手の中国遠洋運輸(集団、601919 CH) は上場来安値を記録。1-6月(上期)の赤字が前年同期に比べて拡大 したもようであることを明らかにした。中国人寿保険(601628 CH)は 4週間ぶりの安値に下落。北京で発生した洪水被害の保険金支払いに伴 い利益が損なわれるとの見方が広がった。

銅生産の江西銅業(600362 CH)や鉄道建設の中国中鉄(601390 CH)、中国南方航空(600029 CH)も安い。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前週末比18.85ポイント(0.9%)安の2109.91で終了。 上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は0.6%安の2335.79 で引けた。

華西証券のアナリスト、マオ・ション氏(成都在勤)は「4-6月 (第2四半期)の企業利益が非常に悪く、相場の足を引っ張っている」 と指摘。「市場参加者は現実を受け止め、7-9月(第3四半期)に業 績が改善するかどうかに焦点を移している。ユーロを防衛するという欧 州首脳の意思表示は信頼感の向上につながるが、相場が安定するまで具 体的な措置を確認する必要がある」と語った。

原題:China’s Stocks Decline to March 2009 Low on Earnings Concerns(抜粋)