関西電:4-6月期に過去最大の赤字-原発停止で燃料費増

関西電力は4-6月期の純損失が、 四半期ベースで過去最大の995億円になったと発表した。保有する原子 力発電所がすべて停止したことで火力発電用の燃料費が増加したこと や、他社からの電力を購入する費用が増加し収益を圧迫した。前年同期 は345億円の黒字だった。

同社が発表した資料によると、4-6月期の燃料費は2490億円と、 前年同期より1411億円増えた。このうち、原発が停止したことで原子燃 料費は91億円減ったものの、火力燃料費は1502億円増加した。原発利用 率の低下だけでなく、原油や液化天然ガス、石炭の価格が上昇したこと も燃料費押し上げの一因となった。他社からの購入電力料は1601億円 と、680億円増えた。

都内で会見した同社経理室の菊岡将文マネージャーによると、4- 6月期の火力発電用燃料の消費量は液化天然ガス(LNG)換算で348 万トンとなり、ほぼ倍増。菊岡氏は、7月に入り大飯原子力発電所の 3、4号機が運転を再開したことで「第2四半期以降は収支が改善する 方向で働く」と指摘。今期の原子力設備の利用率は17%になると予想し ており、原発が動かなった場合と比べ、通期の燃料費は約1600億円減る 見込みだという。

4-6月期の経常損益も1475億円の赤字(前期は552億円の黒字) で過去最大。売上高は、燃料価格上昇による料金増などが寄与し0.1% 増の6483億円だった。同社は2013年3月期通期の業績予想発表は、原発 再稼働が不透明なため見送った。

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