丸紅:4-6月期は524億円と最高益、金属や輸送機部門がけん引

丸紅が30日に発表した2012年4-6 月期連結決算(米会計基準)によると、純利益は前年同期比8.3%増の 524億円と第1四半期として過去最高益となった。金属や輸送機部門が けん引した。同社の株価は市場予想を上回る決算内容を受けて、上昇基 調を再び強めた。

チリのエスペランサ銅鉱山の寄与や前の年に洪水の影響で販売量が 落ち込んだ豪州での石炭事業が回復したことなどから金属部門の純利益 が前年同期比76億円増の165億円となったほか、液化天然ガス(LNG) 船の用船事業など輸送機部門も同16億円増の43億円と伸びた。会社側に よると、これまでの第1四半期の最高益は08年度の508億円だった。通 期予想2000億円に対する進ちょく率は26%。

東京証券取引所で会見した松村之彦最高財務責任者(CFO)は、 「決してフォローとは言えない経営環境の中で順調な立ち上がり」と述 べた。経営環境の先行きについては「中国の成長スピードの鈍化や米国 経済の回復の足取りの重さ、欧州の金融危機再燃の懸念には十分に注意 を払う必要があり決して楽観は許されない」と語った。

同社の株価は午前の取引で前営業日比7円(1.4%)高の525円と高 く始まった後、決算の発表前に518円まで水準を下げた。4-6月期の 純利益がアナリスト6人の予想平均値462億円を上回るなどといった決 算内容が伝わると再び上昇基調を強め、527円の高値で引けた。

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