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日立:4-6月期純利益は2.4倍-自動車需要が伸び、火力発電好調

日立製作所は30日、4-6月期の連 結純利益が前年同期比2.4倍の70億円だったと発表した。東日本大震災 からの回復などを背景とする自動車需要の伸びや火力発電システムの好 調が要因。

売上高は同1.4%減の2兆1207億円、営業利益は同21%増の636億円 となった。事業別では、社会・産業システム部門が製造業向け産業機器 の不振で赤字となったものの、オートモディブ部門が世界的な自動車需 要の堅調を受けて、前年同期に比べ2割を超える増収となり、営業利益 も大幅に拡大し、全体の増益に貢献した。

また電力システム部門では、原子力発電向けが減少したものの、火 力発電が好調で、前年の赤字から黒字に転換。さらに建設機械部門も新 興国、北米での油圧ショベルなどが好調に推移して増益となった。

中村豊明副社長は同日の決算会見で、11四半期連続で黒字を計上し たことで「黒字が定着してきている」との認識を示した。ハードディス クドライブ(HDD)事業などの売却の影響部分を除くと、4-6月期 の売上高は前年同期比6%増となったほか、「営業利益は151億円改 善、純利益も実質60億円改善」したとしている。

通期連結業績予想は据え置いた。同副社長は「欧州での信用不安や 中国をはじめとする新興国の成長鈍化から、世界的な景気の先行きに不 透明感」があるとし、「セグメントの内訳は見直したが、全体としての 見通しは変えていない」と述べた。

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