シリア:政府軍が反体制派を攻撃-20万人がアレッポ周辺脱出

シリアの政府軍は、同国の商業中 心都市アレッポで反体制派に対する攻撃を強めた。これを受け、パネッ タ米国防長官は、アサド政権が「無差別の暴力」を続ければ、政権の崩 壊を早めることになるとの見解を示した。

活動家グループ「地域調整委員会」によると、政府軍の攻撃でアレ ッポや首都ダマスカスを中心に少なくとも120人が死亡。カタールの衛 星テレビ局アルジャジーラによると、シリアの反体制派がアレッポの8 地域とトルコとの国境につながる道路を占拠する一方で、シリア軍は同 市で重火器を使った攻撃を再開した。

国連のバレリー・エイモス事務次長(人道問題担当)は29日の声明 で、過去2日間で約20万人の住民がアレッポとその近隣地域から脱出し たことを明らかにした。主要輸送ルートおよび都市部の治安状況の悪化 で、住む場所を失った家族に人道的支援組織が到達することが困難にな っていると説明した。

5日間の予定で中東訪問を開始するパネッタ国防長官は29日、記者 団に対し、「アレッポは、アサド政権が自国民に対して犯してきた無差 別暴力の悲劇的な一例であることは明確だ」と指摘。「自国民に対しこ のような悲劇的な攻撃を続けるなら、アサド政権は最終的には自らの寿 命を縮めることになると思う」と語った。

原題:Syria Pounds Rebels in Largest City as 200,000 Flee Fighting(抜粋)

--取材協力:Nadeem Hamid、Nicole Gaouette、Zaid Sabah Abd Alhamid、Flavia Krause-Jackson、Eddie Buckle、Jennifer M. Freedman、Ksenia Galouchko、Mohammad Tayseer.

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