英中銀、資産購入プログラムの規模据え置きへ

イングランド銀行(BOE)は、7 月に資産購入枠の拡大を決定した後、8月の次回会合ではその規模を据 え置くもようだ。当局者らは追加の刺激策と融資拡大を目指す措置の実 体経済への影響を見極めようとしているとエコノミストらは指摘する。

ブルームバーグがエコノミスト40人を対象に行った調査では、全員 がイングランド銀は8月の金融政策委員会(MPC)で資産購入枠 を3750億ポンド(約46兆3000億円)に維持すると見込む。別の調査で は、政策金利は過去最低の0.5%に据え置きが決定されるとの見通しが 示されている。

英経済は4-6月(第2四半期)に約3年ぶりの大幅なマイナス成 長に陥った。MPCは今月先に、ユーロ圏の債務危機の影響に言及し、 資産購入枠の500億ポンド拡大と実体経済への融資拡大を目指す措置を 導入した。また、金融当局は利下げのメリットについて検討する可能性 を指摘した。

ブライアン・ヒリアード氏らソシエテ・ジェネラルのロンドン在勤 のエコノミストは27日のリポートで、「経済指標は今後一段の金融緩和 を示唆しているが、8月のMPC会合では何もでてこない」との見方を 示した。「MPCは、既存のプログラムが存在するため量的緩和を急ぐ 必要がなく、政策金利については今後数カ月は利下げを再検討すること はないと言明している」と指摘した。

イングランド銀は金融政策に関する決定は8月2日正午(日本時間 午後8時)に発表される。7月4-5日開催分のMPC議事録による と、資産購入枠の拡大は7対2で決まった。また、市中銀行に流動性を 供給し融資を促す新措置が経済にもたらす効果を見極めた後、利下げを 再検討する可能性も示唆した。

ソシエテ・ジェネラルは今週、金利見通しを修正し、11月に0.25ポ イントの引き下げを予想している。また、今年の英経済は恐らく0.1% のマイナス成長と予測。従来予想の0.1%のプラス成長から下方修正し た。

原題:BOE Seen Maintaining QE as It Monitors Stimulus, Lending Program(抜粋)

--取材協力:Mark Evans.