富士通株34年ぶり安値、4-6月損益が予想大きく下回る-東京市場

富士通の株価が日中の取引ベース で約34年ぶりの安値を付けている。4-6月期損益が市場の事前予想 を大きく下回ったのを受けて投資判断と目標株価の引き下げが相次ぎ、 売りが加速した。

日中安値は前営業日比13%安の292円で、ブルームバーグ・デー タによると1978年9月の290円以来の低さ。下落率は東日本大震災を 受け昨年3月に記録した17%以来の大きさ。午前11時8分現在は同 42円(12%)安の295円で、日経平均株価へのマイナス寄与度1位。

27日発表の4-6月期純損失は238億円と、アナリスト5人の損 失予想平均124 億円の2倍近い水準。営業損失も250億円と市場予想 154億円を下回った。また、このところの円高に伴い、今期(2013年 3月期)の売上高予想を下方修正した。

モルガン・スタンレーMUFG証券は決算を受け、投資判断を「オ ーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げた。

目標株価を349円に下げた三菱UFJモルガン・スタンレー証券の 石野雅彦アナリストはリポートで、PCの販促コスト増と半導体不況が 足かせ、と指摘した。

みずほインべスターズ証券の石田雄一アナリストは4-6月期が 「想定から逸脱したような決算ではない」と述べ、株価が「少し反応し 過ぎだ」とコメントしている。

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