印マルチ・スズキ:閉鎖中のマネサール工場生産分、移管を検討

インドの乗用車生産最大手マル チ・スズキ・インディアは、最も売れ行きの良い数車種の生産を元の水 準に戻すかどうかを検討している。マルチ・スズキは、同国マネサール 工場での従業員暴動の影響で、国内首位の座の維持が危ぶまれている。

バルガバ同社会長は28日の電話インタビューで、マネサール工場で の生産分をグルガオンの別の工場に移す必要があるかどうかを決定する 上で、向こう2-3週間が極めて重要になるだろうと述べた。セダン「 ディザイア」やハッチバック「スイフト」などマルチ・スズキの生産の 約40%を担うマネサール工場は、18日の暴動発生後、閉鎖が続いてい る。

マルチ・スズキが28日発表した4-6月期決算は、4四半期連続の 減益。同社は暴動発生以前からルピー安や競争激化、需要の冷え込みに 見舞われている。アジア3位の自動車市場であるインドだが、景気拡大 ペースは約10年ぶりの鈍さとなっている。

調査会社IHSオートモーティブのニューデリー在勤マネジングデ ィレクター、ディーペッシュ・ラトール氏は、グルガオンでの生産拡大 は市場シェア低下を食い止め、利益の伸びを取り戻すための鍵だと話 す。

同氏は「生産活動がまひしていることから、マネサール工場の操業 再開は間違いなく最優先課題だ。しかし、それは口で言うほど簡単では ない。マルチ・スズキの数字に真に貢献しているのはスイフトとディザ イアだけなので、グルガオンへの生産移管は選択肢の一つだ」と指摘し た。

原題:Maruti Mulls Options to Maintain No. 1 Position: Corporate India(抜粋)

--取材協力:Sam Nagarajan.

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