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今週の米経済指標:7月非農業部門雇用者、前月比10万人増か

今週発表の米経済指標では、7月の 雇用者数は、3年余り8%以上に高止まりしている失業率を押し下げる ほどの拡大ペースにはならないとエコノミストらはみている。

米労働省が8月3日に発表する7月の雇用統計で非農業部門雇用者 数は、ブルームバーグがまとめたエコノミスト68人の予想中央値で前月 比10万人増と見込まれている。6月は8万人増だった。7月の失業率は 前月から横ばいの8.2%と予想される。他の指標では、7月の製造業の 停滞と、5カ月連続の消費者信頼感低下が示されるもようだ。

雇用統計発表に先立ち開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で 当局者らは、欧州債務危機が長引く中で景気減速を食い止めるために追 加刺激が必要かどうかを決定する。米ロッキード・マーチンなどは、減 税失効と一律歳出削減が重なるいわゆる財政の崖の後、人員削減を余儀 なくされると警告している。

RBSセキュリティーズの米国担当エコノミスト、オメイア・シャ リフ氏は、「雇用のペースは、かなりの活気不足だ」とした上で、「同 ペースは失業率を押し下げるには遅過ぎるだろう。米景気が大幅に鈍化 し、世界市場が一段と悪化する中で企業は慎重となっている」と説明し た。

FOMCは8月31日、9月1日の両日に開かれる。

米景気回復の柱となる製造業も、世界的に需要が後退する中で、雇 用や投資を支える力が弱まる公算が大きい。ブルームバーグが集計した エコノミスト予想の中央値によると、米供給管理協会(ISM)が8月 1日に発表する7月の製造業景況指数は50.2と、6月の49.7から上昇す る見通し。同指数は50が製造業の拡大・縮小の分かれ目を示す。

ISMが8月3日に発表する7月の非製造業総合景況指数は、2010 年1月以来の低水準となった6月の52.1からほぼ変わらない見込み。

(米経済指標に関する最新情報は、こちらをご覧ください)

原題:Hiring Probably Limited by Slowing Growth: U.S. Economy Preview(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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