独連銀:ECB債券購入に依然批判的、ESM銀行免許も反対

ドイツ連邦銀行(中央銀行)は27 日、欧州中央銀行(ECB)による債券購入に反対の見解をあらためて 表明した。ドラギECB総裁への対立姿勢を鮮明にした。

独連銀の報道官は電話で、「ユーロシステム(ECBと各国中銀) の債券購入についてわれわれの姿勢に変更はない」との声明を読み上げ た。「連銀は債券購入について批判的な見解をかねてから繰り返し表明 してきた。金融政策と財政政策の境界をあやふやにする措置だからだ」 と説明した。

ドラギ総裁は26日に、ユーロ存続のためにECBがいかなる措置を も取ると表明し、スペイン債などの利回りを押し下げるためECBが債 券市場に介入するとの期待を高めていた。ECBは3月に、独連銀のバ イトマン総裁などからの反対を受けて債券購入を停止していた。

フランス紙ルモンドはECBがスペイン債とイタリア債の購入計画 を準備していると報じた。ECBが数週間以内に流通市場での購入を開 始し、その後は政府が資金を出す救済基金が発行市場で購入する計画だ という。

ドイツ財務省のコーテ報道官はこの日の定例会見で、欧州の暫定的 救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)には国債を購 入する権限があると述べた。独連銀もEFSFによる購入には反対では ないとしている。一方、恒久基金の欧州安定化メカニズム(ESM)に 銀行免許を付与しECBからの借り入れによって融資能力を高める案に は反対だと、連銀の報道官は述べた。

ECBの政策委員会メンバー、オーストリア中銀のノボトニー総裁 は今週のインタビューで、ESMへの銀行免許付与を支持する議論があ ると発言していた。

原題:Bundesbank Says ECB Bond Buys Not Best Way to Address Crisis (1)(抜粋)