欧州債:スペインとイタリア債上昇-ECBが債券購入との観測

27日の欧州債市場で、スペインとイ タリアの国債は3日続伸。ユーロ圏当局が債務危機緩和に向けて債券購 入に動くとの観測が浮上した。

イタリア10年債利回りは1週間ぶりに6%を下回った。欧州中央銀 行(ECB)がスペインとイタリアの債券を流通市場で購入する準備を 進めていると、フランス紙ルモンドが報じたことが手掛かり。ドイツ国 債は下落。ショイブレ独財務相はこの日、ユーロ存続のために必要なあ らゆる措置を取るとしたドラギECB総裁の前日の発言を歓迎すると表 明。メルケル独首相とオランド仏大統領もユーロを守る決意をこの日表 明した。

ダンスケ銀行のアナリスト、アンダース・モーラールムホルツ氏 (コペンハーゲン在勤)は「ドラギ総裁は前日の発言を実行で裏付ける 必要がある。市場は債券購入を意味するとみている」と発言。「ECB の対応が依然として期待されている」とし、これがスペインとイタリア の債券利回りを押し下げていると語った。

ロンドン時間午後4時39分現在、スペイン10年債利回りは前日比18 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し6.74%。25日に は7.751%に達し、ユーロ導入以後の最高を記録した。同国債(表面利 率5.85%、2022年1月償還)価格はこの日、1.2上げ93.825。

イタリア10年債利回りは9bp下げ5.96%と、20日以来で初めて 6%を割り込んだ。

ドイツ10年債利回りは7bp上昇の1.39%。一時は5日以来の高水 準となる1.41%に達した。前週末比では23p上昇。2年債利回りは2b p上げマイナス0.029%。

原題:Spanish, Italian Bonds Rise on Speculation ECB to Purchase Debt(抜粋)