S&P:シャープ長期格付け、引き下げ方向でウォッチ-回復遅れで

米格付け会社スタンダード&プア ーズ(S&P)は27日、シャープの長期格付けを引き下げ方向で「ク レジット・ウォッチ」に指定したと発表した。主力事業の採算回復や財 務改善が想定以上に遅れているとしている。現格付けは、投機的格付け の3段階手前の「BBB+」。

S&Pは今期(2013年3月期)で大幅な営業赤字や1000億円以上 の純損失が出て、EBITDA(償却前営業利益)に対する有利子負債 の比率が前期と同水準の5倍近くとなる見通しが強まれば、格付けを1 段階下げる可能性があるとした。シャープの格付けに関しては2月、米 ムーディーズが見通しを「ネガティブ」に変更している。

シャープは前期に過去最悪の純損失3761億円を計上、今期純損失 は300億円に圧縮する計画。しかし、日本経済新聞は24日付朝刊で、 同社が液晶パネルの不振継続などで初の早期退職による人員削減に踏み 切る結果、今期予想を下方修正する公算が大きいと伝えていた。