富士通:4-6月期の純損失238億円、市場予想の約2倍-円高響く

富士通の4-6月期連結純損失は、 市場予想の2倍近い規模となった。円高に伴う減収が響き、半導体など 電子部品部門の赤字も前年同期から拡大した。

27日発表の純損失は238億円で、ブルームバーグ・データによる アナリスト5人による予想平均は124億円。前年同期は204億円の赤字 だった。営業損失も250億円と、市場予想154億円を下回った。売上高 は前年同期比2.9%減の9574億円。

部門別では、システムLSI(大規模集積回路)など電子部品部門 の営業赤字が36億円と、前年同期の10億円から拡大。携帯電話の販売 減を背景に、前年同期はゼロだった「ユビキタスソリューション」部門 の赤字は20億円となった。

今期(2013年3月期)損益予想は据え置き。下期を中心に採算を 改善させ、純利益は600億円と3年ぶりの増加を図るが、売上高予想は 従来比200億円減の4兆5300億円とした。円高を受けて7-9月期に 限り、ユーロと英ポンドの想定レートを修正したため。変更後のレート は1ユーロ=97円(下期予想比で3円の円高)と、1ポンド=125円 (同5円の円高)。

富士通については27日付の日本経済新聞朝刊が、システムLSI 製造拠点の三重工場を、生産委託先の台湾積体電路製造(TSMC)に 絞って売却する交渉に入ったと報じた。決算会見で加藤和彦・最高財務 責任者(CFO)は、同工場売却に関して「何も決まっていない」との 公式見解を繰り返した。

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