元野村のトレーダー、ロンドン拠点にヘッジファンド開始へ

野村ホールディングスと英ロイヤ ル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)でトレーダー をしていたパトリック・ボイル氏は、英マン・グループ前最高経営責任 者(CEO)、スタンレー・フィンク氏のファンド会社インターナショ ナル・スタンダード・アセット・マネジメント(ISAM)の支援を得 て自身のヘッジファンドをスタートさせることになった。

ボイル氏のパロマー・キャピタルはロンドンを拠点に、当初資 金5000万ドル(約39億1100万円)で8月に運用を開始する予定。同氏が 今月、インタビューで明らかにした。事情に詳しい関係者が匿名を条件 に述べたところによると、10億ドル相当を運用するフィンク氏の ISAMが初期の出資で合意している。

パロマーはコンピューターアルゴリズムを使ってS&P500種や FT100種などの株価指数の先物に投資するという。リーマン・ブラザ ーズ・ホールディングス破綻以降、金融機関がリスク低減に動く中で、 シティグループやJPモルガン・チェースなどを離れ、ボイル氏(36) のように独立するトレーダーが増えている。

「私のような投資スタイルは市場の方向性にあまり影響されない。 利益を上げるためにある年が上昇相場や下落相場である必要はない。た だ、相場がある程度予想通りに動く必要がある」と同氏は説明した。

ボイル氏はRBSの自己勘定投資のトレーダーとして2008年にプラ ス12%のリターンを上げた。ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によ れば同年のヘッジファンドの平均成績はマイナス19%。ボイル氏は自身 のトレーディングプログラムは01年の運用開始以来、通年の成績がマイ ナスになったことはないと述べた。

同氏は11年に野村を退社している。RBSには06-09年に在籍。イ スラエル・イングランダー氏のヘッジファンド、ミレニアム・マネジメ ントに勤務したこともある。

原題:Former Nomura Trader Plans Hedge Fund With Backing From ISAM(抜粋)

--取材協力:Jon Menon.

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