アップルとサムスン電子のスマホ特許紛争、米で陪審裁判へ

4大陸で特許紛争を繰り広げている 米アップルと韓国のサムスン電子は、米カリフォルニア州で来週予定さ れる陪審裁判を前に和解に達する見通しはほとんどなく、審理で真っ向 から対決することになりそうだ。

サンノゼの米連邦地裁のルーシー・コー判事は30日に陪審員選びを 開始する予定。陪審団は携帯端末のデザインや技術に関する特許を侵害 されたとする双方の主張について判断を下す。損害賠償金は数十億ドル に上る可能性がある。

両社は携帯端末市場での優位な立場を目指し、英国とオーストラリ ア、韓国などの国で訴訟合戦を展開。サンノゼの連邦地裁での裁判で は、アップルはスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(ア イフォーン)」やタブレット型端末「iPad(アイパッド)」をサム スン電子が模倣したと主張し、25億ドル(約2000億円)の賠償を請求。 サムスン電子のタブレット端末の米国内販売を差し止める仮処分を恒久 的措置とするとともに、同社のスマートフォンにも販売差し止めを適用 するよう求めている。

スタンフォード大学のマーク・レムリー教授(法律学)は電子メー ルで、「スマホ戦争の関係団体はいずれ全て和解を余儀なくされよう」 と指摘。「しかし、長期にわたり激しく争ってきただけに、ここで和解 する理由は見当たらない。仮処分は既に決まっているため、彼らは本裁 判で勝負に出るのだろう」と語った。

サムスン電子はアップルが携帯技術規格に関する2件の特許などを 侵害しているとして、製品1台の販売につき最大2.4%の特許使用料を 請求している。

原題:Apple, Samsung Take Global Smartphone War to First U.S. Jury(抜粋)

--取材協力:Adam Satariano、Susan Decker.