NY原油時間外:上昇-ECB総裁発言と米中経済見通し改善

ニューヨーク原油先物相場は27日の 時間外取引で約1週間ぶり高値近辺から上昇。欧州中央銀行(ECB) 総裁がユーロが存続する見通しを示したことや米中の経済見通し改善を 好感した。

原油先物は一時、0.6%上昇した。前日の通常取引は3日続伸。 ECBのドラギ総裁はユーロ存続に向けあらゆる必要な手段を取る姿勢 を示した。6月の米耐久財受注の増加は予想を上回った。週間の米失業 保険新規申請件数は予想を下回った。中国の工業利益は減少幅が縮小し た。

CMCマーケッツ(シドニー)の市場担当チーフアナリスト、リッ ク・スプーナー氏は「ドラギ総裁の発言は大きかった。その発言が原油 など商品に与えたのは信頼感の回復で、需要にとっては好材料だ」と述 べた。

原油先物9月限は一時、53セント高の1バレル当たり89.92ドルを 付けた。シンガポール時間午後2時12分(日本時間同3時12分)現 在、89.89ドルで推移している。前日の通常取引は0.5%高の89.39ドル で引けた。終値としては20日以来の高値。今週に入っては1.7%、年初 来では9.1%のそれぞれ下落。

原題:Oil Trades Near Week’s High on Euro Pledge, U.S. Economy Outlook(抜粋)

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net