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TSMC:富士通やルネサスの工場「買収計画ない」-日経報道で

世界最大の半導体受託製造企業T SMC(台湾積体電路製造)広報担当のエリザベス・サン氏は、委託元 である富士通やルネサスエレクトロニクスの工場を「買収する計画はな い」と語った。「さまざまな日本企業と協力について協議している」と も述べた。

富士通がシステムLSI(大規模集積回路)製造の三重工場(従業 員約1400人)をTSMCに絞って売却する方向で検討に入った、と27 日付の日本経済新聞朝刊が報道したことを受け、ブルームバーグ・ニュ ースの電話取材に語った。

日経は両社が年内にも交渉をまとめたい意向だが、価格をめぐり難 航の可能性があると報道。ルネサスもシステムLSI拠点の鶴岡工場売 却でTSMCと詰めの交渉中と伝えた。報道を受け富士通は「決定して いることは何もない」とのコメントを発表。ルネサス広報の小林洋一氏 も電話取材に「憶測にはコメントしない」と語った。

日経は2月、富士通とルネサス、パナソニックの3社が採算の悪化 したシステムLSI事業再編に向け、設計部門の統合協議に入ったと報 道。製造部門は官民ファンドの産業革新機構と米グローバル・ファウン ドリーズが日本に設立する新会社に移管する計画だと報じていた。

富士通広報の古藤隆志氏によると、同社のシステムLSI事業の営 業損益は、前期(2012年3月期)で約100億円の赤字。11年3月期は 約100億円の黒字だった。今期は赤字ゼロを予想。一方のルネサスはシ ステムLSI不振から前期に626億円の純損失を出し、7月に入って大 規模リストラ実施を発表した。

--取材協力 藤村奈央子 Editor: 麗英二,駅義則, 浅井秀樹

Takashi Koto

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