米社債保証コスト低下、ECB総裁の発言で-CDS取引

26日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、ジャンク級(投機的格付け)の米企業の社 債保証コストがほぼ1カ月ぶりの大幅低下。欧州中央銀行(ECB)の ドラギ総裁が、欧州単一通貨ユーロを守るために必要なあらゆる措置を 取ると表明したことが手掛かりとなった。

ブルームバーグの集計によれば、北米のジャンク級企業の社債に連 動するマークイットCDX北米ハイイールド指数のスプレッドはニュー ヨーク時間午後4時43分(日本時間27日午前5時43分)現在、18.2ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の594.7bp。6月29日以 来の大幅な下げとなった。

今週はスペインの国債利回りがユーロ導入後の最高を記録。また、 ギリシャは救済条件である財政目標の達成が難航しており、投資家の間 では欧州債務危機が悪化しつつあり、企業の債務返済能力が損なわれる 可能性があるとの懸念が強まっていた。ドラギ総裁はこの日、ロンドン で「これらソブリン債のプレミアムが金融政策の効果浸透の妨げとなっ ている限り、高利回りの問題はECBの責務の範囲内にある」と言明。 「ECBはその責務の範囲内で、ユーロ存続のために必要ないかなる措 置をも取る用意がある」と表明した。

ファースト・イーグル・インベストメント・マネジメントの高利回 りポートフォリオマネジャー、エドワード・メーグス氏は電話インタビ ューで、「問題を真に解決するには、かなり大きな行動を起こす必要が ある」と指摘した。

ブルームバーグのデータによれば、北米の投資適格級企業の信用リ スク指標であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、 ニューヨーク時間午後4時半現在、4.2bp低下の111.3bp。下げ幅は 6月29日以来で最大。投資適格級の欧州企業125社で構成するマークイ ットiTraxx欧州指数は9bp低下し170bp。

原題:Credit Swaps in U.S. Fall as Draghi Signals Commitment to Euro(抜粋)

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