米国株:ダウ平均は1カ月ぶり大幅高、ECB総裁発言を好感

26日の米国株式市場では、ダウ工業 株30種平均がほぼ1カ月ぶりの大幅高。ドラギ欧州中央銀行(ECB) 総裁が欧州単一通貨ユーロの存続のためにはいかなる措置も辞さないと 表明したことが影響した。

日用品・工業品メーカーの3Mと電子決済ネットワークのビザはい ずれも、決算内容が好感されて上昇。住宅建設のパルトグループは大幅 高。受注増が買い手掛かりとなった。携帯電話事業者のスプリント・ネ クステルとメトロPCSコミュニケーションズも高い。

米証券取引所全体の騰落比率は約7対3。S&P500種株価指数 は1.7%上昇の1360.02。ダウ平均は211.88ドル(1.7%)高の12887.93 ドルだった。

チャールズ・シュワブのチーフ投資ストラテジスト、リズ・アン・ ソンダース氏は、「ドラギ総裁のようなキーパーソンから必要な行動を 積極的に取るという姿勢がより明確に示されることを市場関係者は待っ ていた。欧州がユーロを救いたいのであれば、本物の量的緩和を伴うは ずだとの感触を得ている」と述べた。

S&P500種業種別10指数はいずれも上昇。ブルームバーグがまと めたデータによると、これまでに第2四半期決算を発表したS&P500 種企業271社のうち、利益が予想を上回ったのは約72%だった。

ビリニー氏の見解

株式市場調査・資産運用会社の米ビリニー・アソシエーツの社長で あるラズロー・ビリニー氏によると、米国株の強気相場に変化はなく、 S&P500種株価指数は数カ月以内に1380に達し、そこからさらに上昇 する。

ビリニー氏は、4-6月決算をめぐる懸念は行き過ぎだとし、株式 の先行きについて「最悪のケース」を想定する投資家があまりにも多い と指摘した。

ビリニー氏は顧客向けリポートで、「これまでのように三歩進んで 二歩後退する状況になるだろう」と予想。「夏の間には1380に達し、そ の後も上昇するだろう。7月はボラティリティや不可解な株価の動きで 落胆したが、われわれはなお楽観的だ」と記した。

3M、ビザが高い

3Mは2.1%上昇。3Mの4-6月(第2四半期)決算は利益がア ナリスト予想を上回った。効率性の向上が為替変動の影響を抑えた。

ビザは3.7%高。消費者が支払い方法を現金から電子決済に移行す る流れが同社にとって追い風となっている。

S&P住宅建設株価指数は6.4%上昇。パルトグループは18%高。 同社の第2四半期決算で利益がアナリスト予想を上回ったほか、受注 が32%と大幅に増加したことも好感された。

スプリント・ネクステルは20%上昇。加入者によるデータプランの 利用増が売り上げを押し上げた。メトロPCSは37%の急伸。同社の四 半期利益はアナリスト予想を上回った。販促費の削減が寄与した。

自然食品小売りで最大手のホール・フーズ・マーケットも高い。同 社の4-6月(第3四半期)決算は利益がアナリスト予想を上回った。 同社は通期利益予想を引き上げた。

原題:Dow Caps Biggest Rally in One Month Amid Draghi’s Euro Pledge(抜粋)