米大手投信3社、銀行のLIBOR操作で法的措置を検討か

米ブラックロックや投資信託大手の フィデリティ・インベストメンツとバンガード・グループは、ロンドン 銀行間取引金利(LIBOR)をめぐる不正操作問題で少なくとも銀 行12行が調査対象となっていることを受け、顧客が被った損害を確認し 法的措置を取る可能性を検討している。3社が運用する資産は総額7兆 ドル(約548兆円)にのぼる。

英銀バークレイズは先月、LIBOR問題をめぐり過去最高の制裁 金を科された。独立系証券会社のチャールズ・シュワブやボルティモア 市はこれに先駆けて、LIBORを人為的に押し下げたとして複数の銀 行を相手取った訴訟を起こしていた。チャールズ・シュワブは昨年起こ した訴えで、銀行の操作によりマネーファンドや短期債投資のリターン が減少したと主張。一方ボルティモア市は、金利スワップのリターンが 抑制されたとしてバークレイズなど複数の銀行を訴えた。

ハーバード・ロースクールのジョン・コーツ教授は、「LIBOR はあまりに多くの取引に組み込まれており、多くの先物取引で中心的役 割を持つため、金融危機から発生する一連の訴訟としては最大規模とな る可能性がある」と指摘した。

フィデリティの広報担当、ビンセント・ロポーチオ氏は電子メール で「顧客と株主の代表として、われわれはLIBOR市場と関連訴訟の 成り行きをしばらく注視してきた」とし、「金利をめぐる最近の報道に も留意しており、引き続き選択肢を検討していく」と述べた。

ブラックロックの広報担当者、ボビー・コリンズ氏はLIBORを めぐる訴訟は複雑だと指摘。「より透明性が高まるまでしばらく時間が かかるだろう」との見解を示した。

また、バンガードの広報担当ジョン・ウォアース氏は電子メール で、「当社は時間をかけて影響を測り費用対効果を分析したうえで、フ ァンドを代表した措置を取る」と述べた。

原題:Fidelity Joins BlackRock Weighing Libor Action Against Banks (1)(抜粋)

--取材協力:Sree Vidya Bhaktavatsalam.

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