英国債:5日ぶりに下落、ECB総裁発言で逃避需要が後退

26日の英国債相場は5営業日ぶりに 下落した。欧州当局が債務危機封じ込め措置を強化するとの楽観から、 比較的安全とされる英国債の需要が後退した。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はこの日、欧州単一通貨ユー ロの存続のためにはいかなる措置も辞さないと表明し、国債利回り上昇 を抑えるため行動する意志があることを示唆した。

10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇の1.49%。同国債(表面利率4%、2022年3月償還)価 格は0.285下げ122.435となった。

2年債利回りは一時、過去最低となる0.046%まで低下。ドラギ総 裁発言を受けて上昇し、3bp上げ0.092%となった。

イングランド銀行(英中央銀行)は来週、金融政策委員会 (MPC)を開催する。今月行われた会合では量的緩和策である資産買 い取りプログラムの規模を500億ポンド拡大した。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の英国債ストラテジス ト、サム・ヒル氏(ロンドン在勤)は、「量的緩和の観点からすると、 英国債に対する強気な見方に変わりはない」と語った。RBCは11月会 合で量的緩和策がさらに500億ポンド拡大されると見込んでいるとい う。

原題:Pound Rises Most Against Dollar Since 2010 on Draghi Comments(抜粋)