グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式市場ではハンセン指数が反発。不動産市場の追加的な抑制 措置導入に大和キャピタル・マーケッツ香港が否定的な見方を示したこ とで、不動産株が買われた。

中国の不動産開発会社、中国海外発展(688 HK)は2.9%高。中国 政府系のチャイナ・リソーシズランド(華潤置地、1109 HK)は0.8% 高。世茂房地産(813 HK)は2.5%上昇した。

カジノ運営のサンズ・チャイナ(1928 HK)は4.9%安。第2四半期 の純利益が前年同期比40%減少した。中国の産銅会社、興業銅業(505 HK)は1.2%の下げ。上期利益は「大幅に」減少したもようだとの発表 が嫌気された。

ハンセン指数は前日比15.46ポイント(0.1%)高の18892.79。一 方、ハンセン中国企業株(H株)指数は同0.1%安の9210.92だった。

マニュライフ・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャ ー、マルコ・リ氏は「主な注目先は決算だ。指標に占める比重が重めの 企業が見通しは改善しつつあると発表すれば、相場は一段高に向かうだ ろう」と話した。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。上海総合指数が2009年3月以来の安値で引け た。国務院が国内中部の省開発に力を入れるとの計画を発表したが、当 局は不動産抑制策を維持するとの観測が重しとなった。

不動産開発の万科企業(000002 CH)は2.1%安。保利房地産集団 (600048 CH)は3.9%下げた。中国当局は地方政府が不動産の統制を弱 めるのを阻止する必要があると、国営の新華社通信が報じた。招商局地 産(000024 CH)も2.8%下落した。

鉄鋼メーカーの湖南華菱鋼鉄(000932 CH)は9.9%上昇し、約1カ 月ぶり高値。湖南省長沙市が8292億元(約10兆1500億円)の投資計画を 公表したとの中国新聞社の報道が手掛かり。複合企業の湖南発展集団 (000722 CH)は値幅制限いっぱいの10%高となった。

浙商証券の王偉俊ストラテジスト(上海在勤)は「市場心理はかな り弱く、投資家が景気への悲観的な見通しを転換するまでには、しばら く時間がかかる」と指摘。「恐らく当局はこの先、追加刺激策を講じる だろう」と述べた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は、前日比10.15ポイント(0.5%)安の2126.00で終 了。一時は0.5%高まで上昇する場面もあったが、結局は下げて取引を 終えた。上海、深圳両証取のA株に連動しているCSI300指数は 同0.5%安の2347.49。

【インド株式市況】

インド株式相場は7週間ぶり安値を付けた。米国と欧州の金融当局 が追加刺激策を講じる可能性があるとの観測が高まったものの、企業業 績が伸び悩むとの懸念から売りが優勢となった。

インド最大のたばこ会社ITCは下落。第1四半期の売上高が予想 に届かなかった。ソフトウエア輸出で国内2位のインフォシスはほぼ3 年ぶりの安値で引けた。ICICI銀行を中心に銀行株も安い。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前日比206.23ポイント (1.2%)安の16639.82で引けた。終値としては6月6日以来の安値。

4-6月決算を発表した同指数構成企業のうち、40%の企業の利益 がアナリスト予想を下回った。最大の貿易パートナーである欧州での債 務危機で輸出が減退する中、高金利と政策不在でインド経済はほぼ10年 ぶりの低成長となっている。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比23.79ポイント(0.6%)高の4147.73。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比13.16ポイント(0.7%)高の1782.47。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比8.44ポイント(0.1%)安の6970.69。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比13.65ポイント(0.5%)高の3004.57。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比11.18ポイント (0.7%)安の1623.91。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比15.70ポイント(1.3%)安の1172.92。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比3.94ポイント(0.1%)高の4004.78。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比9.24ポイント(0.2%)安の5152.56。