スペイン危機が波及-欧州最大の電話会社が初の配当完全停止

スペイン債務危機への思い切った対 応を欧州最大の電話会社テレフォニカが迫られた。同社は配当を停止し たほか、収入見通しを下方修正、セサル・アリエルタ最高経営責任者 (CEO)ら経営幹部の報酬を大幅削減した。株価は2年余りで最大の 下げとなった。

テレフォニカは経済環境が「極めて困難だ」として、1株当た り1.5ユーロの2012年配当を取りやめ、この半分の支払いを来年末に向 けて再開する方針を25日に発表。こうした措置で102億ユーロ(約9700 億円)の節減を見込むという。経営幹部らの総報酬は30%カット、取締 役は20%減で合意したとしている。

スペインでは4人に1人が失業。同国に本社を置くテレフォニカの 国内事業は縮小し、アリエルタCEOには手元資金を維持し資産売却の 加速を求める圧力がかかっている。同社の格付けは5月以来、2社によ って引き下げられ、投資適格級の下から2番目となっている。

サバデル銀行(マドリード)のアナリスト、アンドレス・ボルムブ ル氏は「私が知る限り、テレフォニカが配当を完全に停止するのは同社 創立以来初めてだ」と語った。

テレフォニカ株は26日に一時、前日比8.7%安の7.90ユーロまで売 り込まれた。マドリード時間午前11時46分(日本時間午後6時46分)現 在は6%安。前日までの年初来下落率は35%に達した。

原題:Telefonica Slumps After Cuts in Dividend, Pay as Crisis Deepens(抜粋)

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