今日の国内市況(7月26日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場は 以下の通り。

●日本株5日ぶり反発、金融や輸出中心に幅広く買い-決算選別進む

東京株式相場は5営業日ぶりに反発した。証券や銀行などの金融、 機械や自動車など輸出関連を中心に幅広い業種に買いが入った。決算 内容などを受けた個別銘柄選別の動きも目立ち、4-6月期決算が堅 調だったファナックや、テルモが経営統合を提案したオリンパスが上 昇した。

TOPIXの終値は、前日比8.45ポイント(1.2%)高の714.91、 日経平均株価は同77円20銭(0.9%)高の8443円10銭。東証1部 33業種別では、医薬品、化学、空運業を除くすべての業種が上昇して 引けた。

東京海上アセットマネジメント投信株式運用部の久保健一シニア ファンドマネジャーは、「きょうは全体的にリターンリバーサルの動き になった」と指摘。ただ、海外のマクロ情勢は改善しておらず、「目先 は一段安が予想され、TOPIXは再度のバブル後安値更新もありう る」との見方を示した。

●債券反落、先物や中長期に売り優勢-20年入札順調で超長期は堅調

債券相場は反落。前日の米国債相場が反落したことや投資家の入 れ替え取引などで先物や中長期債には売り圧力が掛かった。半面、き ょう実施の20年債入札では最低落札価格が予想を上回るなど順調と なり、超長期債は堅調に推移した。

ソシエテ・ジェネラル証券の菅原琢磨シニア円債ストラテジスト は「銀行勢などを中心に超長期債に買いが入った半面、年限を入れ替 える動きが出て、先物や中長期債など短いところには売りが出た。20 年債入札結果は、需要が予想以上で強い結果だった」と話した。

東京先物市場で中心限月9月物は、前日比9銭安の144円54銭で 開始し、直後に144円46銭まで下落した。午後零時45分の20年債入 札結果発表後には買いが増えて、一時は3銭安の144円60銭まで持ち 直したが、再び売りが優勢になり、結局は144円46銭ときょうの安値 で引けた。

●ユーロが1.21ドル半ば、債務危機や景気の先行き警戒で上昇一服

東京外国為替市場ではユーロ・ドル相場が1ユーロ=1.21ドル半 ば付近で推移した。欧州救済基金の能力増強への期待を手掛かりとし たユーロの上昇が一服。債務危機や域内景気の先行きへの警戒がくす ぶる中、ユーロは弱含む場面も見られた。

午後4時10分現在のユーロ・ドル相場は1.2148ドル前後。前日 には欧州中央銀行(ECB)政策員会メンバー、オーストリア中央銀 行のノボトニー総裁が欧州安定化メカニズム(ESM)の能力増強を めぐる議論に言及したことをきっかけに、24日に付けた約2年ぶり安 値(1.2043ドル)付近から一時1.2171ドルまで反発したが、その後 はユーロが伸び悩み、この日の東京市場でも一時1.2127ドルまで値を 切り下げる場面が見られた。

みずほコーポレート銀行国際為替部の加藤倫義参事役は、ドイツ の憲法裁判所がESMの合憲性について判断を下すのが9月であるた め、「ノボトニー総裁が何を言っても関係ないという雰囲気がある」と 指摘。その上で、「ショートカバー(買い戻し)が終わればユーロは売 りだとみんな思っている。ショートカバーがきのう1日で終わったと 考える人もいれば、2-3日続くと思っている人もいて、その違いだ けだ」と話した。

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