ユーロ離脱に備えBNPパリバなど仏銀-GIIPS資金圧縮

フランスの大手銀行は予想される ユーロ崩壊から身を守るため、高債務国の事業部門につぎ込んだ1400億 ユーロ(約13兆3000億円)余りの資金の引き揚げを急いでいる。

仏銀は、資産規模が最も大きいBNPパリバとクレディ・アグリコ ル2行を中心にギリシャとスペイン、イタリア、ポルトガル、アイルラ ンドの5カ国(いわゆるGIIPS)の事業部門で、親会社の資金への 依存度を低下させようとしている。

GIIPS諸国の成長見通しに引き寄せられるように、フランスの 銀行はユーロ発足後の10年間でこれら5カ国に最も意欲的な投資を行 い、約360億ドル(約2兆8000億円)の資金を投じてきた。しかし、ユー ロ離脱の可能性がごくわずかだとしても、いずれかの国が離脱した際の リスクに対して自己防衛するため、投資引き揚げが必要と判断し、動き 始めた。

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO) の金融機関調査責任者、フィリップ・ボデロー氏(ロンドン在勤)は 「不健全な兆候だ。欧州の銀行がユーロ圏に内在する通貨リスクから身 を守ろうとしており、あたかも砂地が動いているかのようだ」と指摘し ている。

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