スペインとイタリア債が続伸、ECB総裁発言で-ドイ債軟調

26日の欧州債市場ではスペインとイ タリアの国債が続伸。欧州中央銀行(ECB)はユーロ存続のために必 要とあればいかなる措置も辞さないととドラギ総裁が表明。国債利回り の上昇を抑えるため同中銀が行動する意志が示唆された。

スペイン国債の利回りは2年物が今月に入ってから最大の下げとな ったほか、10年物は7%を割り込んだ。ドラギ総裁は高利回りへの対処 はECBの責務の範囲内だと語った。こうした発言を受けて域内で最も 安全とされるドイツ国債の需要が後退し、同国債は下落した。

アイルランド国債は堅調で、2年債利回りは4%を下回った。同国 政府はほぼ2年ぶりに国債を新規発行する計画を明らかにした。

KBC銀行の調査責任者ピエ・ラマン氏(ブリュッセル在勤)は、 「ドラギ総裁の発言は重要だ。ECBがスペインとイタリアの国債利回 りを積極的に押し下げる措置を検討していることを示唆した部分は特に 大事だ」と述べ、「スペインとイタリアの利回りへの極めて強い圧力が 緩和された。ドラギ総裁は何らかの措置を講じるための可能性を開い た」と続けた。

ロンドン時間午後4時36分現在、スペイン2年債利回りは前日比76 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.66%。一時は79b p低下と、先月29日以来で最大の下げとなった。同国債(表面利 率4.75%、2014年7月償還)価格はこの日、1.375上げ98.33。

イタリア2年債利回りは88bp低下し4.06%。

スペイン10年債利回りは44bp下げて6.93%。前日は1996年11月以 来の最高となる7.75%に達した。イタリア10年債利回りは39bp低下 の6.06%。

ドイツ10年債利回りは前日比7bp上げ1.33%。6月1日と今月23 日には過去最低となる1.127%まで低下した。2年債利回りはマイナ ス0.051%で、1bp上昇した。

原題:Spanish, Italian Bonds Rally as Draghi Pledges to Preserve Euro(抜粋)