メキシコのペニャニエト氏、経済改革より腐敗対策を優先

今月1日のメキシコ大統領選で勝利 したエンリケ・ペニャニエト氏は、最優先の行動計画を明らかにした。 選挙前に掲げていた政策との違いは明白だった。

ペニャニエト氏は16日のメキシコ紙レフォルマのコラムで、9月に 議会が招集されたら、最優先事項となるのは、政府やメディアの腐敗に 取り組み、透明性を高めるための3つの法案だと指摘。経済改革に向け た提案は「しかるべき時に」行うとの考えを示し、具体的な時期を明ら かにしなかった。

経済教育センター(メキシコシティ)のホルヘ・チャバット教授 (政治学)は、ペニャニエト氏は選挙戦では、国営石油産業を外部から の出資に開放することを「独自の課題」と位置付け、できるだけ早く税 法や労働法を見直すことを公約していたが、選挙後は優先事項が変化し ていると指摘した。「このような経済改革が12月までに成立するとは思 わない。選挙後の雰囲気がそれを許さないためだ」と述べた。

ペニャニエト氏が、腐敗対策委員会や、政府によるメディアへの支 出を監視する市民監視機関などを最初に推進することを決めたのは、選 挙以来、毎週末メキシコ市で行われるデモに何千人もの人が参加してい るためだ。その多くは大統領選で2位になった革命民主党(PRD)の ロペスオブラドル氏の支持者だ。同氏は選挙結果に異議を唱え、ペニャ ニエト氏が所属する制度的革命党(PRI)の関係者が有権者を買収す るため公金を横領したと主張している。

原題:Mexico Protests Threaten to Slow Pena Nieto Economic Revamp (1)(抜粋)